コウギョクは逃げ切ってデビュー戦を勝利した(カメラ・岩川 晋也)
10月5日の京都5R・2歳新馬(芝1800メートル=13頭立て)は
コウギョク(牝2歳、栗東・昆貢厩舎、父
シルバーステート)が逃げ切り。20年日経新春杯を勝ち、G1でも活躍した
モズベッロの半妹がデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分48秒8(稍重)。
好発を決め押し出されるようにハナへ。楽な手応えで迎えた直線では、残り1ハロン手前でムチが入るとシャープに伸び後続を引き離した。1馬身半差の快勝に「予想通りですよ」とうなずいた昆調教師。「モノが違う。G1を勝っていくには450キロぐらいまで成長してくれれば。どこかで一発いわしたい。きょうだいと違って切れ味もあるし、ゆっくりやっていけばオークスか、秋華賞でチャンスがあると思う」ときっぱり。年内は休養させ、馬体の成長を促す。