デビュー戦を勝利で飾ったゲームカレンダー(手前)(カメラ・荒牧 徹)
10月5日の東京6R・2歳新馬(ダート1600メートル、16頭立て)は、大ヒットしたゲーム「ダービースタリオン」を制作し、バランスオブゲームなどを所有した薗部博之オーナーの
ゲームカレンダー(牡2歳、美浦・小笠倫弘厩舎、父
カレンブラックヒル)が、長い写真判定の末、鼻差の接戦を制した。道中は5番手に構え、最後の直線では人気馬2頭が競り合う形を、外から忍び寄ってかわし切った。丸田恭介騎手は「勝ったか分からなかった」と笑顔を浮かべ、「調教ではじりっぽい感じだったけど実戦でいい脚を使ってくれました。前向きで砂をかぶってもポジションも取れて、器用な競馬をしてくれました」と10番人気での勝利をかみしめた。小笠調教師は「勝負根性がすごかったですね。届かないところから差してくれてジョッキーもうまく乗ってくれました。馬体が幼い感じなので使って良くなれば上のクラスでもやれると思います」と今後を見据えた。