◆第60回京都大賞典・G2(10月5日、京都・芝2400メートル、稍重)
1着馬に天皇賞・秋(11月2日、東京)の優先出走権が与えられる伝統のG2は18頭立てで争われ、5番人気で浜中俊騎手騎乗の
ディープモンスター(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ディープインパクト)が、最後の直線で内から抜け出し、重賞初制覇を飾った。23年11月のアンドロメダS・リステッド以来の6勝目。重賞は15度目の挑戦で、2走前の小倉記念、前走の新潟記念で連続3着に好走していた。勝ち時計は、2分23秒9。
2着は逃げた2番人気の
サンライズアース(池添謙一騎手)が粘り込み、さらに首差の3着はゴール前で差し込んできた15番人気の
ヴェルミセル(鮫島克駿騎手)だった。
藤岡佑介騎手(
アルナシーム=6着)「距離の長いところを使わせていただいて、したい競馬はできました。3、4コーナーで鈍いところがあるので、それを補えればと思っていましたし、イメージ通りの競馬ができました。直線もしぶとく頑張ってくれて楽しみが広がったと思います」
松若風馬騎手(
ヴェルテンベルク=7着)「スタートが良ければ逃げてもいいくらいと思っていましたが、出足がつかなかったので切り替えてロスなくいこうと思いました。この馬のいいところは乗りやすくて、スタミナのあるところですね」
横山武史騎手(
ドゥレッツァ=8着)「返し馬から進んでいかず、スタートしてからも反応がありませんでした。向こう正面でペースが落ち着いてハミを取ってくれました。4コーナーで手応えはありましたが、最後は脚が止まってしまいました」
坂井瑠星騎手(
サンライズソレイユ=9着)「イメージ通りのレースはできました。良く頑張ってくれたと思います」
内田博幸騎手(
ボルドグフーシュ=10着)「自分から動きたいところで動けなかった。持ち味を生かすような競馬ができたら」
団野大成騎手(
カネフラ=11着)「G2でなかなかメンバーもそろっていたので、置かれるのは想定していました。その中でも1つでも上の着順を目指して乗りました。今回は相手が強かったですが、オープンくらいなら」
菱田裕二騎手(
ジューンテイク=12着)「向こう正面からリズムを悪くしてしまいました」
太宰啓介騎手(
ブレイヴロッカー=13着)「去勢して馬場入りも落ち着いていました。何度かぶつけられてかわいそうでした。久々のぶん伸び切れませんでしたが、次はもっと良くなると思います」
酒井学騎手(
メイショウブレゲ=14着)「下りを利用して勢いをつけて、グッと乗って来てくれたが、直線を向いてシュッと反応できるタイプではない。こういう馬場もあって勢いに乗れなかった。自分の競馬はできましたが」
高杉吏麒騎手(
プラダリア=15着)「求めていたポジションにつけられましたが、ペースが遅すぎましたし、リズムが良くなかったです」
横山和生騎手(
サブマリーナ=16着)「上位の馬が前めで競馬しているので、狙った位置は悪くなかった。エンジンがかかるのが遅いので、直線向くまでにふかしながら回ってきたかったですが、4コーナーで進路をなくしてブレーキをかけた。かわいそうな競馬になりました」
斎藤新騎手(
ミクソロジー=17着)「去勢明けで最後まで自分のペースで一生懸命走ってくれました。ここを叩いて次にどういう走りをしてくれるかだと思います」
吉村誠之助騎手(
ワープスピード=18着)「前半のリズムは良かったですし、馬もハミを取って進んでいたのですが3、4コーナーからの反応が全くなかったですね」