※騎手は想定。▽その他の登録馬=シュタールヴィント57、スカイロケット57、セッション57
「スワンS・G2」(13日、京都)
アドマイヤズームは昨年の2歳マイル王者。後の皐月賞馬
ミュージアムマイルを2馬身半差で2着に下しての完勝で価値は高い。前哨戦を2着して臨んだNHKマイルCは、前半1000メートルが56秒4と過去10年でも最も速いペースで流れ、先行した馬には厳しかった。向正面では落鉄もしており、1番人気で14着に敗れたが、敗因は明確だ。古馬と初対決となる注目の秋初戦を勝利で飾りたい。
ランスオブカオスもこの世代のトップマイラー。新馬勝ち直後に臨んだ朝日杯FSで3着に食い込むと、4月の
チャーチルダウンズCで重賞初制覇。先述したNHKマイルCでは先行勢では最先着の5着と力を示している。初戦と同じく京都での千四となるが、内回りから外回りになるのはプラス材料だろう。引き続き吉村とのコンビでさらなる高みを目指す。
初距離で新味を見せたいのが
アルテヴェローチェ。昨年は新馬戦-サウジアラビアRCと連勝して、朝日杯FSでは1番人気に支持されたが5着に終わった。その後はマイル重賞でも連続2着していたが、前走のG1は13着と大敗に。須貝師は「掛かるようなところが出てきたので千四に。折り合い面でプラスに働く。いい状態でも出せる」と手応えを示す。
勢いのある3歳馬に立ちはだかるのが6歳馬
ウインマーベル。昨秋のスプリンターズS5着、マイルCSで3着、今年の安田記念も5着とス
プリントからマイル戦線で一線級の走りを見せる。ただ、ベストは間違いなく千四。重賞3勝を挙げる得意の距離でスペシャリストの本領を発揮する。
同じく7F戦を得意とする
レッドモンレーヴに、昨年の2着馬で平たんコースなら崩れない
オフトレイル、条件戦から着実に力をつけてきた
ワールズエンドなども虎視たんたんと勝利を狙う。