武豊騎手=栗東・フリー=は5日、グリーンチャンネル「2025凱旋門賞中継」にゲスト出演。僅差の勝利を収めたダリズ(牡3歳、仏国・
フランシスアンリ・
グラファール厩舎、父
シーザスターズ)、そして悲願達成へ死力を尽くした日本勢3頭の激闘を見届け「やっぱりすごいレースですよね。いつか勝ちたいですね。来年勝ちましょう、なんてね(笑)」と振り返った。
今年は日本から、日本ダービー馬の
クロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父
キタサンブラック)、
ビザンチンドリーム(牡4歳、栗東・坂口智康、父
エピファネイア)、
アロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父
ドゥラメンテ)の3頭が挑戦。日本勢の最先着は5着の
ビザンチンドリームで、今年も日本勢の悲願達成はならなかった。
武豊騎手はレース後、2着の
ミニーホークとの接戦を勝ちきったダリズについて「うーん、やっぱり強いですよね。特にフランスでは」とひと言。「
ミニーホークが完全な勝ちパターンになってましたけど、さらにその上を行きましたね。強い」と語った。鞍上のミカエル・バルザローナ騎手については「今年からアガ・カーン殿下の主戦となって。大一番に強いですよね」などと評価。レース全体を「実力馬たちが上位に来ましたね」と振り返った。
日本勢については、
ビザンチンドリームを「ずっと内で狙ってましたね。一瞬本当に見せ場あるというか、勝ち負けできそうな脚を使いましたけどね。立派な5着だと思いますよ」とねぎらった。
武豊騎手は今年は騎乗しなかったが、これまで日本人ジョッキーで最多11度騎乗の超レジェンド。昨年も外国調教馬の
アルリファー(11着)に騎乗していた。