◆第76回英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス・G1(10月18日、
アスコット競馬場・芝2390メートル、良)
5つのG1競走が行われる
ブリティッシュチャンピオンズデーの牝馬限定G1に10頭が出走し、コリン・キーン騎手が騎乗した
カルパナ(牝4歳、英・
アンドリュー・ボールディング厩舎、父
スタディオブマン)が、1番人気に応えて連覇を決めた。勝ち時計は2分32秒67。
レースでは2番手から追走し、最後の直線に入って先頭へ。そのまま後続を寄せつけず、力強い脚で伸び続けて2馬身半差をつけて押し切った。同馬は凱旋門賞で7着だったが、中1週で昨年の同レース以来、2度目のG1勝利。2年連続の勝利は1974、75年のシェビーン以来、50年ぶり2頭目となる。
2着には2番人気タイの
エストレンジ(牝4歳、英・デビッド・オメーラ厩舎、父
ナイトオブサンダー)が続いた。
ダニエル・タドホープ騎手が騎乗し、直線で外に出して脚を使ったが、
カルパナとの差を詰めることはできなかった。同馬は凱旋門賞に出走予定だったが、直前に内視鏡検査で異常が見つかり、出走取り消し。目標を切り替えての参戦だった。
凱旋門賞9着で2番人気タイの
キジサナ(牝5歳、仏・
フランシスアンリ・
グラファール厩舎、父ルアーヴル)が3着に続いた。ミカエル・バルザローナ騎手が騎乗していた。