昨年の天皇賞(秋)はドウデュースが制した(24年10月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
日曜東京メインは天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)。ここでは近10回の傾向を人気別、脚質別、枠順別、騎手別、ローテーション別の成績から探りたい。
まずは人気別から。1番人気は【7-1-0-2】と勝ち切るシーンが目立つ。続いて2番人気も【2-1-2-5】なので悪くない数字だ。では伏兵はどうかというと、10番人気以下は2着と3着が1回ずつあるのみ。したがって極端な波乱は考えにくい。脚質別と枠順別は目立った傾向なし。枠順で付け加えておくなら、8枠は【0-0-2-20】なので苦戦しているように見えるが、そもそも4番人気以内に推された馬が1頭のみ。単純に有力馬が少なかっただけなので、特に割り引く必要はないだろう。
他にも注目すべきデータはある。騎手別ではルメール騎手が【5-0-1-4】の超好成績。川田将雅騎手は【0-1-4-4】と勝ち切れていないものの、3連単や3連複のヒモには欠かせない。年齢別では6歳以上が【0-0-0-42】と壊滅的。また、ローテーション別では春のGIからの直行組が優秀で、宝塚記念組は【3-2-2-12】の勝率16%、複勝率37%。対照的に毎日王冠組は【0-1-5-33】なので大幅に割り引きたい。