2歳未勝利に出走予定のロゼア(今年8月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)
「GI未勝利の賞金王」
ディープボンドの全妹となる
ロゼア(牝2、栗東・高野友和厩舎)が、土曜京都2Rの2歳未勝利(芝2000m)で初勝利を目指す。
ロゼアは父
キズナ、母ゼフィランサス、母の父キングヘイローの血統。全兄の
ディープボンドは20年の京都新聞杯、21〜22年の阪神大賞典、21年のフォワ賞を制し、GIでも2着4回、3着1回の実績馬。総獲得賞金の7億6781万5800円は、GIを勝っていない馬としては歴代最多となっている。また、いとこの
ローレルゲレイロは09年の高松宮記念とスプリンターズSの覇者。いとこの産駒となる
ノースブリッジは22年の
エプソムC、23年のAJCC、24年の札幌記念の勝ち馬だ。馬名の意味由来は「
ゼフィランサスの一種。花言葉は希望。母名より連想」。(株)ターファイトクラブにおいて総額3500万円で募集された。
8月に中京芝1400mでデビュー。10頭立ての10着という結果に終わったが、結果的に距離が短過ぎた印象もある。前走馬体重の368kgが示すように、超が付く軽量馬なので成長は必須だが、2000mへの距離延長はプラス。何とか次走以降につながる走りを見せて、多くの出資者を喜ばせてほしい。