手応えで圧倒したミッキーファイト(右)=撮影・園田高夫
「JBCクラシック・Jpn1」(11月3日、船橋)
帝王賞で初の
ビッグタイトルを射止めた
ミッキーファイトは30日、美浦Wで3頭併せ。先行した
レーヴブリリアント(3歳2勝クラス)が直線で勢いを失うと、最後は2番手で追走した
サトノボヤージュ(2歳1勝クラス)と一騎打ち。馬体を並べてのフィニッシュとなったが、手応えの差は歴然。時計も6F80秒1-35秒7-11秒6と上々だ。
それでも田中博師はいつも通りに慎重な姿勢。「良化具合がスローで心配していたけど、先週くらいから“らしさ”が出て間に合いそうかなと。帝王賞の時と比べたら、気持ち物足りない」と冷静に
ジャッジ。それも同馬に懸ける期待が大きいからこそだ。
「以前と比べたら左右の
バランスが保ててきて、小回り、左回りにも対応できるくらいになってきた。舞台設定はベストではないけど、海外、米国などは左回りだし、どんどん挑戦していかないと」。ここから一気に頂点へと駆け上がるためにも、この正念場を地力でクリアしたい。