デビュー戦を勝利で飾ったビルバンテ(右)(カメラ・荒牧 徹)
11月1日の東京4R・2歳新馬(ダート1400メートル=16頭立て)は、6番人気の
ビルバンテ(牡2歳、美浦・蛯名正義厩舎、父
マインドユアビスケッツ)が、逃げ切って初陣を飾った。勝ちタイムは1分24秒5(不良)。
スタートは五分だったものの二の脚をつけてハナへ。抜群の手応えで最後の直線に向くと、しぶとく末脚を伸ばし
メビウスロマンス(嶋田純次騎手)の追撃を鼻差退けた。残り100メートル地点ではジャンプをするなど若さを見せる内容に横山和生騎手は「
テンションがかなり高くて、それはいいんですがゼロか100かなので、波がもっとおさまってくれれば。ポテンシャルは悪くなさそうなので、そのあたりが今後を左右すると思います」とコメント。蛯名正調教師は「気性的にまだまだ若いところがあるので、今後オンとオフをはっきりできるようになれば。その中でも勝ち切れたのは良かった。ジャンプもしていたし、本人的にはまだ余裕があったんだと思う。気持ちの部分に気をつけて調整していきたい」と今後を見据えた。