ゴールデンイーグルで5着だったパンジャタワー(中央、土屋真光氏提供)
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ゴールデンイーグル(11月1日、
オーストラリア・ランドウィック競馬場・芝1500メートル)
1着賞金525万豪ドルの高額賞金レースは16頭立てで行われ、日本から出走した今年のNHKマイルC勝ち馬
パンジャタワー(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父
タワーオブロンドン、松山弘平騎手騎乗)は5着だった。道中は中団のインで進めて直線で抜け出しを図ったが、届かなかった。
勝ったのはジェームズ・マク
ドナルド騎手が騎乗した地元
オーストラリアの
オータムグロウ(牝4歳、C・ウォーラー厩舎)で、勝ちタイムは1分29秒72。
ゴールデンイーグルは2019年に創設。南半球産の4歳(北半球産は3歳)限定レース。昨年までローズヒルガーデンズ競馬場で開催されていたが、今年からランドウィック競馬場に舞台を移した。日本調教馬は23年に
オオバンブルマイが優勝。昨年は
アスコリピチェーノ(12着)と
コラソンビート(20着)が参戦した。重賞の格付けはない。
NHKマイルC、キーンランドCと連勝していた
パンジャタワーはこれが初の海外遠征だった。日本出国前は、滋賀県のチャンピオンヒルズで検疫を受けていた。
松山弘平騎手(
パンジャタワー=5着)「ゲートの中で、なかなかじっとできなくて、今回ゲート
ボーイもついていましたが、あんまり触られ慣れていないので、スタートの反応としてはいつもより悪かったかなと思います。スタートは出なかったですけれども、内枠のぶん、いい形で自分のリズムで上がって、中段ぐらいで無理せずいられたのは良かったなと思いました。ただ、直前までずっと雨が降ってたので4コーナーがちょっと悪かったかなと。前の馬が下がってきたときも内は空いてましたが、内には入れたくなかったというのはありました。枠も少し外めだったら、勝ち馬みたいな競馬もできたかなと思います。今回、スタッフさんたちと本当に良い時間を過ごさせていただいて、なんとか結果でお返ししたかったですね。もうそれができなかったことが、もう本当に申し訳ないですし、ただただ、悔しいです」
橋口慎介調教師(
パンジャタワー=5着)「輸送からうまくいって、こっちでの調整も本当にうまくいって、今日のパドックを見ても素晴らしい状態でした。ゲート
ボーイを気にしたのか、スタートが決まらなくて。あの位置からよく5着まで上がってきたなとは思うんですけど、ジョッキーも言ってましたが、もうちょっと外めをスムーズに回ってこれてたら、また違った結果だと思うので、ちょっと力出し切れたとは言えない内容だったので悔しいですね」