ファンタジーSを制したフェスティバルヒル(左)=撮影・亀井 直樹
2歳牝馬限定のG3「ファンタジーS」は2日の天皇賞・秋(東京)に出走する
ミュージアムマイル(父
リオンディーズ)を半兄に持つ1番人気の
フェスティバルヒル(四位、父
サートゥルナーリア)が後方追走から馬群を割って残り100メートル付近で先頭に立ち1着。デビュー3走目で重賞初制覇を挙げた。
1日から短期騎手免許で騎乗している鞍上のクリスチャン・デムーロ(33)は昨年のエリザベス女王杯(
スタニングローズ)以来となる通算15回目の重賞勝ち。管理する四位洋文師(52)は府中牝馬S(
セキトバイースト)以来今年2回目の重賞Vで通算6回目。ファンタジーS制覇は2023年の
カルチャーデイ以来2回目。なお四位師は騎手時代、1996年の第1回ファンタジーSを
シーズプリンセスで制している。
鼻差の2着争いは10番人気の
ショウナンカリスに軍配が上がり、3着は武豊騎乗の3番人気
メイショウハッケイ。3連単<2><8><7>は3万3280円(107番人気)。だった
▼C・デムーロ ポジションが後ろになってどうなるかと思ったけど、直線に入って馬の真ん中を突いて馬も反応してくれて、いい脚で来てくれた。
▼四位師 3角の並びは絶望的だったけど、(クリスチャンが)慌てず構えてくれていた。最後に脚を絶対使えると伝えていたし、勝ち切ってくれて良かった。