「天皇賞(秋)・G1」(2日、東京)
G1初制覇を目指す昨年3着馬の
ホウオウビスケッツ。毎日王冠2着からの臨戦という昨年と同じローテで挑む。松本隆平助手と中尾昭宏助手に直撃した。
【松本隆平助手】
-土曜朝は美浦坂路を4F65秒3-15秒3。
「順調です。当日までまだまだ気は抜けませんが、変わりなく来ているのが何よりです」
【中尾昭宏助手】
-前哨戦の毎日王冠は2年連続の2着。
「同じ2着でも、去年は夏負けがあって調整が難しかった。無理をして状態を上げた感じでしたが、今年は夏負けもなくスムーズで、しかも使って状態がもう一段上がってきた。感覚的には、今までで一番いい状態ではないかと思う」
-成長した点は?
「折り合いがだいぶ良くなった。気が強くて引っ掛かっていたので、一時期はマイルを使っていたほど。それが、去年の有馬記念に入れば使いたいと思っていたので、距離を持たせるような調整を始めて。そこから徐々に力みがなくなり、
リラックスして走れるようになりました」
-枠順は5枠8番。
「いい所だと思う。外から
メイショウタバルが行くなら行かせていいし、ウチのが(ハナに)行ってもいいし。大阪杯では外からこすられて行きたがりましたが、精神面が成長した今なら大丈夫だと思います」
-待望のG1制覇へ向けて意気込みを。
「去年は
ドウデュースや
リバティアイランドといった強い馬がいたなかで3着。馬もまだ完成途上でした。その点、今年は抜けた馬がいないし、馬も遅生まれで今年から来年にかけてが
ピークではないかと思う。G1を獲るならここかなと思えるし、この馬向きの展開になればチャンスはあると思っています」