メイショウカクウチは大差で勝利(カメラ・岩川 晋也)
11月2日の京都3R・2歳新馬(ダート1400メートル=16頭立て)は単勝2番人気の
メイショウカクウチ(牡2歳、栗東・飯田祐史厩舎、父
エスポワールシチー)が大差で新馬勝ちを決めた。勝ち時計は1分24秒8(稍重)。
14番枠から好発を決めると、1番人気の
アームズレジェンドを内に見る形で道中は終始2番手を追走。直線は2頭の争いかと予感させたが、
アームズレジェンドを振り切るとグングンと加速し、後続を突き放した。2着馬に2秒5差をつける圧勝劇だった。2着には単勝最低人気の
エールドリーが入り、馬単は11万2410円の高配当となった。
調教にも騎乗した菱田は「すごく能力の高い馬だなと思っていました。初戦からそれを遺憾なく発揮してくれてよかったなと思います」と笑顔を見せた。
飯田調教師は「まさかここまでとは思わなかった」と喜びがあふれた。同馬の母と叔母も管理していたトレーナー。「1発目から走る血統。新馬勝ちタイプの気がするから、このままいければいいけど」と将来性を評価した。しかし、母の
メイショウコゴミは7歳まで現役で計3勝を挙げており、2走目も期待できそうだ。