Cウッドを併せ馬で追い切るアスコリピチェーノ(左)
「第42回マイルCS」の1週前追いが13日、東西トレセンで行われた。栗東滞在の関東馬
アスコリピチェーノ(牝4=黒岩)は先週と同様にCWコースで僚馬
ブルーマエストロ(3歳2勝クラス)と併せ馬。大きく追走する形から徐々に差を詰め、直線は馬なりでグイッとひと伸び。7F94秒4から6F79秒3〜1F11秒3で1馬身先着した。その様子を見守った黒岩師は「全体時計を出して、しっかり負荷をかけられた。このひと追いでさらに良くなると思います」と納得の表情を浮かべる。
春のヴィクトリアマイルで2度目のG1制覇を飾った。フランスに遠征した前走ジャックルマロワ賞はタイトな競馬で6着と振るわなかったが異国の地で経験を積み、精神面が大幅に良化。「回復は早かった。食欲も旺盛で凄くタフになっていて、繊細で華奢(きゃしゃ)だった女の子がしっかりしてきた」と本格化を迎えつつある。京都初参戦でも父ダイワメジャーは06&07年の当レースを連覇しており、「広いコースはいいと思います」と舞台を歓迎した。名手ルメールとのコンビ継続で3つ目のG1タイトルを目指す。