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【エリザベス女王杯】C・デムーロ リンクスティップを女王へ導く「自分にとって相性がいいレース」

2025年11月14日 05:30

5日、リンクスティップの1週前追い切りを行ったC・デムーロ騎手

 3歳と古馬の統一女王決定戦「第50回エリザベス女王杯」は13日、出走馬が確定した。短期免許で騎乗し、22年ジェラルディーナ、24年スタニングローズを勝利に導いたクリスチャン・デムーロ(33)は昨秋デビュー2戦で騎乗したリンクスティップとコンビ再結成。1週前追いで稽古をつけ、心身両面の成長を感じ取った。フランスに拠点を移して13年目の今年、初めてリーディングを獲ったV請負人。好勝負のイメージは出来上がっている。同レースは14日に枠順が発表される。

 今年もクリスチャンが魅せる。昨年はスタニングローズを約2年1カ月ぶりのG1制覇に導いた。22年ジェラルディーナに続き、当レース騎乗機会連続Vを飾っている。「短期免許で日本に来て、2回勝たせてもらっているので、自分にとっては凄く相性がいいレースだと思います」とニンマリ。過去2回はテン乗りでの勝利だったが、今年コンビを組むリンクスティップとはデビュー2走で騎乗し2、1着。ポテンシャルを肌で感じている。

 先週5日の1週前追いで約10カ月半ぶりに手綱を取った。CWコースで僚馬2頭を追走する形から直線で突き放した。「過去に乗った時と比べて体もメンタルも成長しているのを感じました」と目を細める。その特長については「凄く乗りやすい馬。いい脚を持っている」と分析し「京都芝2200メートルはいい条件だと思う」とイメージした。

 今春は桜花賞3着、オークス5着とクラシックでも好走。「(兄の)ミルコが乗っていたレース。もちろん、チェックしています」とうなずく。「(ミルコからアドバイス?)それはないよ」と笑いつつも「G1でも上位争いするだけの力がある。そこから成長していると思うし(今回も)十分にやれそう」と期待した。キャリアは今年のメンバーで最少タイの6走。一戦ごとの伸びしろは大きい。

 唯一の勝利である未勝利戦では道中2番手から4角先頭に立って押し切った。昨年、4番手から3角過ぎに積極的に動き、4角2番手で押し切ったスタニングローズとイメージが重なる。担当の新田助手は「ストライドが大きく、スピードに乗ってからの持続力が武器。確かに似ているかもしれません」と同調した。

 京都芝2200メートルの攻略ポイントについて問うと、クリスチャンは「いいポジションにつけること」と言う。当レースは過去10年で外国人騎手が8勝。クリスチャンの他にミルコとルメールがそれぞれ2勝、モレイラとスミヨンが1勝。今年もその流れに乗ってパートナーを女王の座にエスコートする。

 ≪兄ミルコも好調 米国で今年23勝≫クリスチャンの兄ミルコ・デムーロ(46)は夏以降、米カリフォルニア州で騎乗。先月5日の米重賞初制覇(G3サーファーガールS=ブレイブデブ)を含む23勝(米国通算28勝)を挙げている。先週は8、9日とサンディエゴ近郊のデルマーで騎乗。2日間で7鞍に騎乗し、5勝の固め打ちを見せた。先月30日に開幕した秋のデルマー開催で15戦8勝とし、2位・リスポリに1勝差で開催リーディング首位を走っている。今週末もデルマーで騎乗。14日は3鞍、15日は6鞍の騎乗依頼を受けている。

 ◇クリスチャン・デムーロ 1992年7月8日生まれ、イタリア出身の33歳。兄ミルコはJRA所属の騎手。09年イタリアでデビューし、11年に短期免許を取得して南関東で騎乗。同年、イタリアで初のリーディングに輝く。12年にJRA短期免許を初取得。13年桜花賞(アユサン)でJRA・G1初制覇。13年からフランスを拠点にし、16年仏1000ギニー(ラクレソニエール)でフランスG1初制覇。20年ソットサス、23年エースインパクトで凱旋門賞2勝。3月1日から10月31日の勝利数で争われる仏リーディングは今年180勝(年間217勝)で初めてクラヴァシュドール(金のムチ=最多勝騎手)に輝いた。JRA通算1400戦233勝、うち重賞15勝。

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