12月7日(日)に中京競馬場で行われるチャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)には3歳ダート王の
ナルカミ、GI級4勝の
メイショウハリオなど、好メンバーが集った。本稿では同レースの開催にあたり、ジャパンカップダート時代を含む過去25回の着差をランキング形式で紹介する。
■3位タイ 3馬身半 00年ウイングアロー
記念すべき第1回の00年は単勝4番人気までが6倍未満という混戦模様に。しかし、終わってみればウイングアローの独壇場だった。ハイペースの後方追走から徐々にポジションを上げて、直線で悠々と先頭へ。ゴールでは2着の
サンフォードシチーに3馬身半差をつけて、2月のフェブラリーSに続くGI・2勝目を挙げた。
■3位タイ 3馬身半 09年
エスポワールシチー単勝1番人気の
エスポワールシチーが圧巻の走りを見せた。最内からハナに立ち、平均ペースを刻む。そして直線で後続を突き放し、2着の
シルクメビウスに3馬身半差の圧勝。かしわ記念、南部杯に続くGI級3連勝を果たすとともに、JRA・GI初制覇となった。
■3位タイ 3馬身半 12年
ニホンピロアワーズ 単勝6番人気だった伏兵の
ニホンピロアワーズが覚醒した。これまで重賞3勝を挙げる一方、GI級ではワンパンチ足りないレースが続いていたが、この日は違った。好位追走から酒井学騎手が追い出しを待つ余裕を見せて、3馬身半差の大楽勝。新ダート王者誕生を印象付ける圧巻のGI初制覇となった。
■2位 6馬身 21年
テーオーケインズ 単勝3.3倍の1番人気に支持された
テーオーケインズが他馬を圧倒した。先団で脚をためて、直線で進路ができると圧巻の瞬発力を披露。後続を瞬く間に引き離し、2着の
チュウワウィザードに6馬身差をつけてゴールした。前走のJBCクラシックは出遅れが堪えて4着に終わっていたが、巻き返し成功でダート界を制圧した。
■1位 7馬身 01年クロフネ
3歳のクロフネが歴史に残る圧勝劇を収めた。後方から徐々に押し上げて、3〜4角の中間で早くも先頭へ。さらに直線に向くとグングンと後続を突き放し、前年覇者のウイングアローに7馬身差をつけてゴール。同年のNHKマイルCに続くGI・2勝目を挙げるとともに、史上初のJRA芝ダートGIダブル制覇を果たした。残念ながら故障のため、これがラストランとなったが、日本競馬史上最強ダート馬の呼び声も高い。