◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)
ダート界を席巻する“
フォーエバーヤング世代”の
サンライズジパング(牡4歳、栗東・前川恭子厩舎、父
キズナ)に期待したい。ダート重賞3勝を挙げる実力馬。今年のフェブラリーSでは4角12番手から最内を突いてしぶとく追い上げ、2着に迫った。あと少し距離が長ければ、という内容だっただけに、G1を勝てる能力を持っていることに疑いはない。
今回が前川厩舎への転厩初戦。環境の変化への適応が気になる点だが、11月27日の栗東・CWコースでの1週前追い切りは、ラスト1ハロン11秒1(6ハロン83秒2)と抜群の切れを見せた。前川調教師は「いい動きでした。これでまた上がってきそう」と合格点の評価。追われてからの反応と手応えも十分で、不安なく力を出せる態勢だ。
昨年のチャンピオンズCは6着。終始外、外を回らされる形になり厳しかったが、展開次第で逆転の余地はあるとみている。(山本 理貴)