アドマイヤテラ(右)はカランダガン(左)、マスカレードボール(中)より先にゴール板を通過
ジャパンCで発馬直後に落馬し、競走中止となった
アドマイヤテラ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父
レイデオロ)は有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)を目指すことになった。友道調教師が12月1日、明らかにした。
同馬は11月30日の
ジャパンCで川田将雅騎手=栗東・フリー=が落馬後も”カラ馬”で走り続け、2分20秒3という世界レコード決着の中、ゴール前で
カランダガンと
マスカレードボールの併せ馬を内から差すように脚を伸ばし、先頭でゴール板を通過し、話題を集めていた。
友道調教師は「レース後はすぐにつかまって、普通に競馬をしたような感じ。外傷も何一つありませんでした」と現状を説明。「
ジャパンCの悔しさを有馬で晴らしたい。ただ、出走が賞金的にまだ微妙なので、ファン投票をよろしくお願いします」と意気込みを語り、後押しも期待した。
11月27日に発表されたファン投票の第1回中間発表では58位だったが、今回の記憶にしっかりと刻まれた走りでどこまで票を獲得できるか、注目が集まる。