注目の2歳馬を紹介する「Road to 2026」。土曜中山の葉牡丹賞には
アメテュストス(牡=加藤士、父
サートゥルナーリア)がスタンバイ。祖母に米G1ゲイムリーS勝ち馬
ベルロワイヤルを持つ良血馬が、追うごとに状態を上げてきている。
東京のデビュー戦こそ4着に敗れるも、続く福島1800メートルの未勝利戦で初勝利。前走芙蓉Sは2番手からリズム良く運ぶと、押し切り目前の2着。持ち前の機動力を生かせる小回りコースに適性を見いだした。今回の舞台は前走と同じ中山2000メートル。加藤士師も「良いのでは」とコース適性に自信をのぞかせる。
中間はWコース、坂路にプールを加えて入念に調整を進めている。2週前はWコースで
コスモキュランダ(4歳オープン)と併せ馬。びっしり追われて格上僚馬に懸命に食い下がった。続く1週前追いもWコースで併せ馬を消化。5F66秒0〜1F12秒1できっちり先着し、好調をアピールした。加藤士師は「問題なくやれています」と順調ぶりを伝える。
競馬では決して手を抜くことのない真面目な性格。指揮官は「いつも一生懸命。やめたりすることもないし、気持ちの面でしっかり走ってくれる」と長所を挙げる。今後を見据えても、負けられない一戦。「ここを勝って、オープンでどこか大きいところを獲りたい」と暮れの中山から飛躍を狙う。