◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京・ダート1800メートル)
3年連続の出走でJRA・G1初制覇を目指す
ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父
キタサンブラック)は23年が0秒2差、24年は鼻差の2着。ともに逃げた
レモンポップにゴール前で鋭く迫ったが、あと少しで頂点を逃した。
2走前のマイルCS南部杯を4馬身差で圧勝。連覇を狙った前走のJBCクラシックは勝ち馬から離された5着だった。高木調教師は「前走は船橋の深いダートが合わなかったのかもしれない」と敗因を分析。Jpn12勝の実力は疑いようがなく、前走で見限るのは早計かもしれない。
1週前追い切りは美浦・Wコースで一杯に追われ、2歳未勝利の僚馬に先着を許した。不安を残すように見えたが、「
テンションも高くないし、落ち着いていて、順調に来られている」とトレーナーは内容を気にせず、順調をアピール。さらに「結果を出している舞台だし、見直したい」と得意の中京1800メートルで巻き返しをイメージする。
毎年のように新たな強豪が現れるダート路線。ベテランの域に達した6歳馬が3度目の正直で意地を見せる。