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【チャンピオンズC】2年続けて2着のウィルソンテソーロ 砂が深い前走は力を発揮できず 得意舞台で悲願を

2025年12月02日 06:00

ウィルソンテソーロ

◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京・ダート1800メートル)

 3年連続の出走でJRA・G1初制覇を目指すウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父キタサンブラック)は23年が0秒2差、24年は鼻差の2着。ともに逃げたレモンポップにゴール前で鋭く迫ったが、あと少しで頂点を逃した。

 2走前のマイルCS南部杯を4馬身差で圧勝。連覇を狙った前走のJBCクラシックは勝ち馬から離された5着だった。高木調教師は「前走は船橋の深いダートが合わなかったのかもしれない」と敗因を分析。Jpn12勝の実力は疑いようがなく、前走で見限るのは早計かもしれない。

 1週前追い切りは美浦・Wコースで一杯に追われ、2歳未勝利の僚馬に先着を許した。不安を残すように見えたが、「テンションも高くないし、落ち着いていて、順調に来られている」とトレーナーは内容を気にせず、順調をアピール。さらに「結果を出している舞台だし、見直したい」と得意の中京1800メートルで巻き返しをイメージする。

 毎年のように新たな強豪が現れるダート路線。ベテランの域に達した6歳馬が3度目の正直で意地を見せる。

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