サウジアラビアの競馬統括機関サウジアラビアジョッキークラブは1日、サウジカップの公式X(旧ツイッター)を更新し、「里見治オーナーが所有されるカトレアS勝ち馬
サトノボヤージュを、サウジアラビアでお迎えすることを楽しみにしています!」と投稿した。
阪神芝1200メートルの新馬2着後、ダートに切り替えて新潟1200メートルの未勝利からオキザリス賞、11月29日の前走カトレアSと距離を1Fずつ延ばしながら3連勝中。レース後、田中博師は「サウジに行けるかどうか見極めたいレースだった。まだ確定ではないが、オーナー、ジョッキーとも相談してサウジダービー(G3、2月14日、キングアブドゥルアジーズ、ダート1600メートル)へ直行したい」と遠征プランを明かしていた。
カトレアSはケンタッキーダービー出走馬選定シリーズ日本ラウンドの初戦で1着10ポイントを獲得。サウジダービーは来年から同シリーズ欧州・中東ラウンドに組み込まれ、1着30ポイントに設定されている。
欧州・中東ラウンドはサウジダービーと同じくドバイのUAE2000ギニー(G3、1月23日、メイダン、ダート1600メートル)、ドバイロードトゥザケンタッキーダービーS(旧
アルバスタキヤ、リステッド、2月20日、メイダン、ダート1900メートル)が新たに追加され、1着100ポイントのUAEダービー(G2、3月28日、メイダン、ダート1900メートル)を含む計10競走となった。来年もポイント上位2頭(日本ラウンドのポイントは別)にケンタッキーダービー(G1、5月2日、
チャーチルダウンズ、ダート2000メートル)の優先出走権が与えられる。
▽ケンタッキーダービー出走馬選定シリーズ 日本ラウンド4競走のポイント配分はカトレアSが10-5-3-2-1(1〜5着馬ポイント)、全日本2歳優駿が20-10-6-4-2、ヒヤシンスSが30-15-9-6-3、伏竜Sが40-20-12-8-4で優先出走権の枠は1頭。欧州・中東ラウンド10競走はアイルランドのベレスフォードS、英国の
ロイヤルロッジS、フランスのジャンリュックラガル
デール賞、英国のフューチュリティトロフィーが10-5-3-2-1、サウジダービーは30-15-9-6-3、UAE2000ギニー、ドバイロードトゥザケンタッキーダービーS、英国のロードトゥザケンタッキーダービーコンディションS、アイルランドのパットンSが20-10-6-4-2、UAEダービーは100-60-30-15-10で優先出走権の枠は2頭。