◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)
勝率は1・1%と14・8%。連対率は4・5%と26・2%。3着内率は12・4%と31・1%(いずれも過去10年)。前者は前走がJRAの競走だった馬、後者が地方。JRA【1 3 7 78】に対して地方は【9 7 3 42】。Jpn1から転戦組が多く、当然の傾向か。
前走地方組で馬券対象となった19頭のうち17頭が前走Jpn2以上で5番人気以内&5着以内。今年の該当馬は
ウィルソンテソーロ、
シックスペンス、
ナルカミ、
テンカジョウの4頭。中でも3歳馬は前述の条件をクリアすれば《1》《1》〈2〉着。直行組の成績がいい南部杯から臨む
シックスペンスは侮れないが、
ナルカミをデータ上は信頼の軸か。
ただ、穴は前走JRA組から3着候補を探したい。3着馬の共通点はすべてが前走から人気順を落としていること。7頭が前走JRA出走組でうち5頭はみやこS(18年はJBC競走が京都開催で施行されず、同年3着は前走JBCクラシック)からの転戦組だ。今年のみやこSで1番人気を集めた
アウトレンジは7着。株は暴落ムードだが、キングカメハメハの血を軽んじては痛い目をみる。
ここ5年連続で父、母の父、あるいは父の父にキンカメの名がある馬が表の通りに馬券圏内をにぎわせている。今年は現段階で2頭が出走予定。直子でG1馬の
ペプチドナイルにも注意は必要だが、22年3着ハピの弟、
アウトレンジの激変を期待する。今年の帝王賞2着の実績から不当に人気を落とすなら買いだ。