◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)=12月2日、栗東トレセン
今年は現時点で出走可能なJRA所属全15頭が重賞馬で、うち5頭がG1級ウィナー(交流含む)。馬券的にはどこからでも入れそうな豪華メンバーがそろった。
世代間闘争も焦点になる一戦。中京で開催されるようになった14年以降で4歳馬は勝率4・5%、連対率6・8%と苦戦傾向にある。
フォーエバーヤングを筆頭に
ミッキーファイトなどを擁し、“ダート最強世代”には気になるデータだ。
3歳馬が勝率、連対率でトップだが、今年の2頭は人気サイド。23、24年で1〜3着が同一馬決着だったように、リピーターの多い当レースという観点からも、穴党の記者は、重い印は打たないつもりだ。これらを踏まえると、2年連続2着の6歳
ウィルソンテソーロが浮上してくる。昨年、
レモンポップに鼻差にまで迫りながら涙をのんだ悔しさを晴らしてほしい。
また、勝ち馬の出ていない7歳以上だが、17年
コパノリッキー(3着)、20年
ゴールドドリーム(2着)は7歳。G1馬ならベテランになっても戦えている。
メイショウハリオは23年、
ペプチドナイルは24年の5着馬。展開次第では―と思わせる内容だった。激走があっても驚けない。
(戸田 和彦)