23日、札幌競馬場で行われたサマー2000シリーズ第4戦・第45回札幌記念(3歳上、GII・芝2000m)は、柴山雄一騎手騎乗の7番人気(単勝28.2倍)
ヤマニンキングリー(牡4、栗東・河内洋厩舎)が、好位追走から早めに抜け出して優勝した。勝ちタイムは2分00秒7(良)。
このレースを
ステップに凱旋門賞(仏G1)を目指す、圧倒的1番人気(単勝1.5倍)
ブエナビスタは、後方の外目を回り、直線でも猛然と追い上げたが、
ヤマニンキングリーにクビ差及ばず2着に惜敗した。さらに3/4馬身差の3着に4番人気
サクラオリオンが入り、2番人気マツリダゴッホは後方からの競馬で9着に敗れた。
勝った
ヤマニンキングリーは、父アグネスデジタル、母がJRA2勝の
ヤマニンアリーナ(その父サンデーサイレンス)。半姉に昨年の中山牝馬S(GIII)、クイーンS(GIII)を制した
ヤマニンメルベイユ(牝7、美浦・栗田博憲厩舎、父メジロマックイーン)がいる血統。
07年9月に札幌・芝1800mでデビュー勝ちを飾ると、昨年のきさらぎ賞(GIII)で3着に入るなど活躍を見せ、12月の中日新聞杯(GIII)で重賞初制覇。その後は中山金杯(GIII)、小倉大賞典(GIII)、中京記念(GIII)と重賞で3戦連続2着と惜敗が続いていた。このレースは中京記念以来約5か月ぶり、馬体重20kg減での出走だった。通算成績17戦6勝(重賞2勝)。
鞍上の柴山雄一騎手は、
ヤマニンキングリーの姉でもある
ヤマニンメルベイユで制した昨年のクイーンS以来のJRA重賞制覇で通算8勝目。管理する河内洋調教師は
ヤマニンキングリーで制した昨年の中日新聞杯以来となるJRA重賞通算3勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。