13日、中山競馬場で行われた第54回京成杯オータムH(3歳上、GIII・芝1600m)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気
ザレマ(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)が道中は先団を追走しゴール手前で先頭に立つと、内から追い上げた14番人気
アップドラフトを1.1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分32秒1(良)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気
マイネルスケルツィが入り、1番人気
ヒカルオオゾラは9着に敗れた。
勝った
ザレマは、父ダンスインザダーク、母が伊1000ギニー(伊G2)の勝ち馬
シェンク(その父Zafonic)。半兄に05年デイリー杯2歳S(GII)、08年関屋記念(GIII)を勝った
マルカシェンク(牡6、栗東・河内洋厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。
06年11月にデビューし、3戦目(京都、芝2000m)で初勝利。07年忘れな草賞(OP)を制し、昨年のターコイズS(OP)で約1年8か月ぶりとなる3勝目を挙げた。これまで重賞には13回出走していたが、2着3回、3着2回など善戦を繰り返したものの勝ち星に恵まれず、今回が初の重賞制覇となった。通算成績27戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の内田博幸騎手は、
アプレザンレーヴで制した青葉賞(GII)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算14勝目。管理する音無秀孝調教師は、
ブラボーデイジーで制した福島牝馬S(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では33勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。