10日に行われた中山大障害(JG1)の競走中に右前浅屈腱不全断裂を発症しながらも2着となったウインマーベラス(牡7、栗東・森秀行厩舎)は、レース後に競走能力喪失の診断を受け、15日付けでJRA競走馬登録を抹消した。今後は種牡馬となる予定だが、繁殖先は未定。
同馬は父サンデーサイレンス、母ミヤビサクラコで、1つ上の全兄に
キングオブサンデー(北海道3歳優駿)がいる血統。平地でもディセンバーS(OP)など6勝する活躍を見せたが、昨年の3月に障害入りすると本領発揮し、障害4戦目の京都ジャンプS(JG3)で重賞初勝利。その後も、小倉サマージャンプ(JG3)、阪神ジャンプS(JG3)、京都ハイジャンプ(JG2)と重賞3連勝していた。通算成績は48戦12勝(うち重賞4勝、障害9戦6勝、地方3戦1勝)。