前走のフェブラリーSで8着だった
シルクメビウスが、栗東CWで最終リハを行った。テンから勢いよく飛ばし、押さえ切れない程の手ごたえで直線を向くと、右ムチ3連発で豪快に伸びた。一杯に追われて5F66.9-39.0-12.5秒。3か月ぶりの一戦にも領家師は「強めに乗った。良くなっているよ。結構やってあるから力を出せる感じ」と合格点を与えた。
調教も含めて全くのテン乗りとなる武豊だが、特徴は既に頭に入れている。「切れ味があるよね。昨日、タナパク(3走前までコンビだった田中博)から電話がかかってきて“折り合いがついたら、かなり切れる”と言っていた。条件はいいと思うし、このメンバーなら十分チャンスはある」。数多くの名馬の背を知る男が、連覇&完全復活をエスコートする。
もう“銅メダル”はいらない。栗東坂路で
バーディバーディが併せ馬。幸を背に一杯に追われると、
アイソトープ(6歳1600万下)に2馬身先着した。強豪相手とはいえ、3戦連続3着ともどかしいが、鞍上は「動きはいいですね。先週よりもさらにいい。この間のレースは少し間隔があいていたのもあった。息遣いも含めて今回は全く違う。いい競馬ができると思う」と自信をつかんでいた。
提供:デイリースポーツ