デビュー戦を5馬身差で楽勝したマコトリヴァーサル。2着馬はその後フェニックス賞を勝っているだけに、OP級の能力を秘めているのは間違いない。1週前追い切りは、武豊を背に栗東坂路で4F51秒8-12秒6(一杯)をマーク。並走馬を一気に突き放す。気合が乗って状態は上向きだ。須貝師は「攻め馬を見る限り、うまく調整できている。武豊Jも今まで乗ったなかで一番と言ってくれた。真面目だし、乗りやすい馬。今回もどういう競馬をするか楽しみ」と力が入っていた。

　フェニックス賞は2着に敗れたシゲルスダチだが、3コーナーで致命的不利がありながらのものだけに負けて強しの内容だった。西園師は「前走は不利を受けなければ、勝っていてもおかしくない競馬だった。幸いレース後もケガはなかったです」と説明する。中1週のため、1週前追い切りはしていないが、「状態は引き続きいいです」と指揮官は好感触を伝えた。「新馬戦もいい末脚でしたし、この馬のペースで行ければしっかりした脚を使ってくれますから」。豊富なキャリアと勝負根性を武器に重賞初制覇を狙う。

提供：デイリースポーツ