同舞台の京成杯を制した
ベストディール。一躍、クラシック候補に躍り出た。前走後は宮城県の山元トレセンでリフレッシュ放牧。10日に帰厩し、調整を進めてきた。22日の1週前追い切りは蛯名がまたがり、美浦Wで
サトノライトニング(3歳未勝利)と併せ馬。5F70秒1-12秒7(馬なり)をマーク。しまい重点の調整で、軽快な伸び脚を披露した。態勢は徐々に整いつつある。蛯名は「前回のほうが良かった」と
ジャッジしたが、「力を入れるところと抜くところが分かってきたのかな。まあ久々だし、もう1週あるからね」と気にしていない。
国枝師も「もう少し、しまいがピリッとしてほしかったけど、あまり気合を出す馬じゃない。こういうタイプだから本番さえ走ってくれれば」と同じ見解。頭のいい古馬のようにオンとオフのスイッチの切り替えが3歳春の時点でできるようならば、逆に大きな武器になる。
「前回がいい勝ち方だった。中山二千を勝っているアドバンテージはある」と師。
トライアルをきっちり制し、皐月賞のVパターンを確立するつもりだ。
提供:デイリースポーツ