七夕賞に向け順調に仕上がったアニメイトバイオ(撮影:佐々木祥恵)
七夕賞に出走予定の
アニメイトバイオ(牝5/牧光二厩舎)と、
スマートステージ(セン7/鹿戸雄一厩舎)について、陣営に取材した。
アニメイトバイオを管理する牧光二調教師。「今回は、前走(
マーメイドS・11着)から中2週になりますが、レース後のダメージもなく順調に来ています。昨日の追い切りはポリトラックで行いましたが、良い動きでしたね。今、馬の調子は、すごくいいんですよね。
ただ、好調の時は、レースで引っ掛かってしまうんです。前走もそうで、前半力んでしまいの伸びを欠くという結果になりました。どの騎手も、乗り難しいと言っています。後藤騎手は、乗り慣れてるので、うまく御してくれていたのですが、残念ながら怪我で乗れないですからね。今回、騎乗する江田(照)騎手は技術もありますし、うまく乗ってくれるのではないかと期待をしています」
スマートステージを管理する鹿戸雄一調教師。「前走(都大路S・8着)は、この馬には時計が速かったですね。2走前(福島民報杯・10着)に比べれば、内容は良かったと思いますよ。前走後は、短期放牧を挟んで、このレースに向けて調教を積んできました。気分転換に障害練習も取り入れてやってきましたが、順調ですよ。昨日の最終追い切りは、中舘騎手に乗ってもらったのですが、思っていたよりも乗りやすくて、動きも良かったと言っていました。以前は、引っ掛かる上に、右にモタれていましたからね。去勢をするなど工夫をしてきて、普段から乗りやすい馬になってきたと思います。
2走前の福島は、ずっと外々を回らされましたけど、福島競馬場は過去に3勝していますし、コース自体は問題ないですよ。自分でレースを作れないので、展開には左右されますが、馬群の中で脚をためることができれば、最後は確実に伸びてくる馬ですし、展開がはまってくれればいいですね」[取材:佐々木祥恵]