まだ表情にあどけなさが残るワイルドロジャー(撮影:佐々木祥恵)
日曜日の新潟メインのレパードS(GIII・ダ1800m)に出走予定の、
ワイルドロジャー(牡3、斎藤誠厩舎)について、斎藤誠調教師に話を聞いた。
「ウッドチップコースで2歳馬2頭を追いかけ、最後は内に入れて併せるという形の追い切りでした。左回りと右回りでは、手前の替え方が違う馬で、今日は不得手の右回りでしたから、手前を替えていなかったようですね。
体を作るという意味もあって、ウッドチップコースで乗りましたが、不得意の回りでも、動きは良かったですよ。普段からボーッとしている馬なので(笑)、気合いをつけながらになりましたけどね。
まだ体が緩くて、先々はもっと良くなってきそうですが、仕上がりはいいですね。体が緩いので、前半急がせると、走りがバラバラになりますが、まくっていく脚もありますし、それをうまく直線で生かせればと思います。今日は大野騎手に乗ってもらい、そのあたりも確認してもらっていますし、左回りの新潟ですから楽しみですね」
馬房をのぞくと、興味津々の表情でカメラに顔を寄せてきた
ワイルドロジャー。厩舎スタッフによると、食欲旺盛で、いたずらっ子なのだとか。まだ幼さが残り、今後もさらに成長しそうな同馬だが、現段階でも十分に好勝負になりそうな逸材だけに、抽選を突破してほしいものだ。(取材:佐々木祥恵)