先に抜け出したクラウンレガーロ(左)をゴール寸前でとらえるマイネルエテルネル=小倉競馬場
「第32回小倉2歳S・GIII」(芝1200m)は2日、小倉11Rに17頭で争われ、好位を追走した2番人気の
マイネルエテルネルが、先に抜け出した2着馬をゴール寸前で捕らえ、1分7秒9のコースタイレコードで重賞初制覇を飾った。2着は鼻差で6番人気
クラウンレガーロ、2馬身差の3着には7番人気の
ラヴァーズポイントが入った。なお、1番人気の
エーシンセノーテは、粘り切れず惜しくも4着に敗れた。
和田は「ここでは力が上だと思っていたし、その通りになりましたね」と納得の笑み。2着回数の差で惜しくも小倉リーディングこそ逃したが、今年初の重賞タイトル獲得に「夏の間に勝ちたいと思っていたので」と心地良い汗をぬぐった。
西園師は「力通りの競馬だったね。ジョッキーも自信を持っていた。勝ててホッとしました」と満足げ。デビュー前に英ダービーの1次登録を済ませたほどの逸材。「普段は口向きが悪いけど、競馬ではそれを見せないね。引っ掛かる馬じゃないので距離は大丈夫。今後はオーナーと相談してからになるが、朝日杯FS(12月16日・中山)を目標に。逆算して考えていきたい」と意気込む。
粗削りながらも期待に応えた素質馬が、世代の頂点を目指して突き進む。
提供:デイリースポーツ