フェノーメノが早め先頭で完勝、蛯名正義騎手はJRA重賞100勝達成(撮影:下野 雄規)
17日、中山競馬場で菊花賞
トライアル・セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)が行われ、ダービーではハナ差2着と涙を呑んだ蛯名正義騎手騎乗の1番人気
フェノーメノが、前半5.6番手の位置取りから4コーナー手前で早々と前を射程圏に捕えると、直線楽々と抜け出し、追ってきた14番人気
スカイディグニティに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分10秒8(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着に4番人気
ダノンジェラートが入って、上位入線3頭は10月21日に行われる菊花賞への優先出走権を獲得した。
なお、2番人気
ニューダイナスティは9着、3番人気
ベストディールは11着に敗れている。
勝った
フェノーメノは、父ステイゴールド、母ディラローシェ、母父
Danehillという血統。前々走青葉賞で圧勝、前走ダービーでは悔しい2着。今回の勝利は自身重賞2勝目となり、実りの秋シーズンに向けて幸先の良いスタートとなった。
また、鞍上の蛯名正義騎手は、この勝利で史上6人目となるJRA重賞通算100勝を達成した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
フェノーメノ(牡3)
騎手:蛯名正義
厩舎:美浦・戸田博文
父:ステイゴールド
母:ディラローシェ
母父:
Danehill
馬主:サンデーレーシング
生産者:追分
ファーム
通算成績:7戦4勝