中山11Rの菊花賞
トライアル(3着まで優先出走権)、第66回セントライト記念(GII、3歳、芝2200m)は1番人気
フェノーメノ(蛯名正義騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分10秒8(良)。1馬身差2着に14番人気
スカイディグニティ、さらに1馬身3/4差で3着に4番人気
ダノンジェラートが入り、上記3頭が菊花賞の優先出走権を獲得。
フェノーメノは美浦・戸田博文厩舎の3歳牡馬で、父ステイゴールド、母ディラローシェ(母の父
Danehill)。通算成績は7戦4勝となった。
〜レース後のコメント〜
1着
フェノーメノ(蛯名騎手)
「外から他の馬が来たので、早めに先頭に立つ形になりましたが、自信もありましたし、下げるよりも自分で勝負に行きました。春に比べ、
バランス良く走れるようになりましたし、落ち着いています。次はどのレースか分かりませんが、春に悔しい思いをしましたし、世代一位を証明したいとは思っています」
(戸田博文調教師)
「春に比べ、スタートが改善されましたし、道中も掛かるところがありませんでした。思ったより早めに抜け出す形でしたが、安心して見ていられました。まだ目一杯やっていない分、直線でモタれていました。次はどのレースになるか、未定です」
2着
スカイディグニティ(四位騎手)
「
スピード面で少し見劣りするので、直前の雨が良かったです。ある程度スタートを出られたし、ラチ沿いをロスなく行けました。距離は長い方がいいです。折り合いは大丈夫ですし、菊花賞が楽しみです」
3着
ダノンジェラート(三浦騎手)
「今日は行きたいところへ行ってレースが出来ました。距離延びて、ハミを取って行きました。今までこういう競馬が出来なかったので、重賞でこういう正攻法の競馬が出来たことは大きいです。少し
テンションが上がって来ているので、輸送であまり上がらないか心配ですが、距離は大丈夫だと思います」
4着
エタンダール(松岡騎手)
「1コーナーで
フェノーメノの後ろにつけたかったのですが、返し馬でエキサイトしていましたし、次のこと(菊花賞)を考えてスタートはそっと出しました。春に比べてどっしりしてきたし、成長しています。次の菊花賞は楽しみです」
11着
ベストディール(国枝栄調教師)
「久々で気持ち重かったが、まだ
バランスが良くない。前が空いても馬が入って行きませんでした。これを使って良くなると思います」
提供:ラジオNIKKEI