船橋競馬場(天候:晴 馬場:重)で行われた第59回日本テレビ盃(第10競走・3歳以上・JpnII・指定交流・1着賞金3200万円・ダート1800m)は12頭が出走した。スタートしてすぐに2番人気のJRAの
ランフォルセが先頭に立ち、ピッタリと4番人気の船橋の
マグニフィカがついて行き、1番人気となったJRAの
ソリタリーキングが3番手、4番手にJRAの
ダイショウジェット、5番手が3番人気のJRAの
サイレントメロディとなってレースが進んだ。4コーナーの手前では
マグニフィカが先頭に立ち、
ソリタリーキングが
ランフォルセに並び、
サイレントメロディも差をつめて直線に向いた。最後は
ソリタリーキングが外から伸びて優勝。勝ちタイムは1分51秒4。勝利騎手はJRAの内田博幸。2着は4分の3馬身差でゴール前で
マグニフィカを交わした
サイレントメロディ。4着が
ダイショウジェットで
ランフォルセは5着に終わった。
ソリタリーキングは、父キングカメハメハ、母スカーレットレディ(母父サンデーサイレンス)という血統。JRA栗東の石坂正厩舎所属の牡5歳黒鹿毛馬。前走の東海ステークスに続いての重賞勝ちとなり、通算成績は19戦8勝(中央競馬では18戦7勝)となった。
レース後の関係者のコメントは以下の通り。
1着
ソリタリーキング 内田騎手
「スタートして最初からスッと好位置につけられた時に春より馬が良くなっていると思いました。3番手を追走できましたし、直線では慌てずに追い出すようにしました。これから楽しみな馬になってくれると思います。」
石坂調教師
「休む前と同じように真剣に走ってくれました。馬が充実してきたと思います。ゲートを出て、馬がスタンドで見ている自分の前に来た時にこれなら勝ち負けになると思いました。今日のレースを見て、以前より馬が自分に自信を持てるようになってきたように思います。一言で言えば、良血開花ですね。これからもっと良くなってくるでしょう。次はおそらくJBCになると思います。」
2着
サイレントメロディ 戸崎騎手
「道中の位置取りは展開次第でと考えていました。外を回るのは嫌だったので、少し追い出しを待ったのですが、最後はその分があったかもしれません。それでもいい脚で伸びてくれました。」
3着
マグニフィカ 的場騎手
「中央の馬が相手だとキレ負けしてしまいますね。それでもよく頑張ってくれました。」
(取材:大関隼)
提供:ラジオNIKKEI