今年で第80回を迎える日本ダービーを記念して、「ベストターンドアウト賞」が、同レース出走馬を対象に新設されることが明らかになった。手入れが行き届き、パドックで最も美しく見えた馬の担当厩務員に贈られる賞で、厩務員の身だしなみも審査対象となる。
多くの国で主に大レースを対象に行われており、欧米に遠征した日本馬では、05年英インターナショナルSに出走したゼンノロブロイの川越元厩務員、08年米BCクラシックの
カジノドライヴの前田厩務員、昨年の英キングジョージ6世&クイーンエリザベスSの
ディープブリランテの貝塚厩務員が受賞した。
日本の競馬文化にはなかった同賞の新設で、担当厩務員の
モチベーションが上り、イメージアップの効果も期待できる。JRAは賞金のほかに賞品授与も検討中。いずれは対象レースも増えていきそうだ。
提供:デイリースポーツ