24日に加・ウッドバイン競馬場で行われたカ
ナディアンインターナショナルS(加G1)など、仏首英米加でG1・6勝を挙げた
スラマニ Sulamani(牡5、英・S.ビン・スルール厩舎)が、このレースを最後に引退、種牡馬入りすることになった。同馬を管理するゴドルフィンのレーシング
マネージャーであるS.クリスフォード氏が明らかにしたもので、繋養先など詳細は後日発表される。
スラマニは、父は93年仏ダービー(仏G1)馬Hernando、母Soul Dream(その父Alleged)という血統で、半兄には98年仏ダービー、愛ダービー(愛G1)を制したドリームウェル(牡9、父Sadler's Wells)がいる。デビュー戦こそ7着に敗れたが、3連勝で仏ダービーを制し親仔・兄弟制覇を成し遂げると、その年の凱旋門賞(仏G1)ではマリエンバードの2着に健闘。その後ゴドルフィンに移籍し、ドバイシーマクラシック(首G1)制覇、アーリントンミリオン(米G1)では2着入線から繰り上がり優勝でゴドルフィンに通算G1・100勝をもたらした。今季は6月のプリンスオブウェールズS(英G1)から始動(4着)し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)は
ドワイエン Doyen(牡4、英・S.ビン・スルール厩舎)の3着。英インターナショナルS(英G1)では、今年の凱旋門賞馬バゴ Bago(牡3、仏・J.ピース厩舎)を破りG1・5勝目を挙げる。次走に予定していた凱旋門賞は回避し、24日のカ
ナディアンインターナショナルS(1着)が最後のレースとなった。通算成績17戦9勝(G1・6勝)。