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コレクターアイテムなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース
2013年03月28日 16:10
桜花賞目指すコレクターアイテム、坂路で自己ベストに迫る好タイム(撮影：井内利彰)
春の天気は変わりやすいという言葉はよく聞かれるが、それに伴って、春のウッドチップ馬場も変わりやすいと言えるだろう。先週の栗東は雨の影響を受けて、非常に重い状態だったが、先週末から今週にかけて、天候が回復した影響で、ウッドチップ馬場は回復。
26日の時点で坂路の逍遥馬道を歩くと、かなりクッション性があった。その状況が27日も継続し、坂路馬場、Cコースともに馬場状態は良好。27日午後から雨が降る天候となったが、28日の調教時計の出方を見るかぎり、さほど影響がないと考えてよさそうだ。
【坂路/4F51.9秒】
27日の一番時計はアフォード(栗東・北出成人厩舎)の4F50.0秒。50秒台はこの馬だけだったが、51秒台は多数。ラスト1Fが11秒台という馬もいただけに、能力があり、状態も良いという馬であれば、普段通りの時計が出る馬場だと考えてよいだろう。よって、週末の関係者コメントで「今週は馬場が重いから、追い切り時計はこんなもの」といった類の表現を見つければ、その馬の評価は落として判断すべきだろう。
もちろん状態の判断は時計だけではないが、状態が良ければ、それは動きになって表れる。今週の坂路馬場ではそんな馬を多数見つけたが、なかでもコレクターアイテム(栗東・須貝尚介厩舎)の動きは本当に目立った。
シュプリームギフトに先行する内容だったが、相手が追いつこうとするところを、寄せつけない形で突き放してゴール。3馬身先着して、4F52.9〜1F13.2秒をマーク。コレクターアイテムの自己ベストは4F52.5秒だから、これに近い動きができたという数字になっているし、なにより前走時は新馬に遅れる併せ馬だったのだから、オープン馬に先着した今回は動きがまるで違う。この馬本来の能力を持ってすれば、G1でも十分に通用する器。これで来週の最終追い切りがより楽しみになってきた。
天候の回復によって、ウッドチップの状態が良好。そのため、馬場差は先週よりも大幅に回復。27日、28日とも『+0.5秒』で観測することにした。
【CW/5F66.5秒】
坂路馬場ほど、馬場差の上下動がないCコースだが、さすがに今週は好時計が連発。6F80秒を切る馬も少なくなく、テンから飛ばし気味に行けば、終いも止まることなく、速い時計が出る馬場といった感じ。
非常に印象に残る動きだったのは、大阪杯に出走を予定しているアスカクリチャン(栗東・須貝尚介厩舎)。D.バルジュー騎手が跨っての追い切りだったが、タイセイモンスターを追走して、ラスト1F地点では相手を大きく突き放す伸び。追われると伸びるといった感じで、ジョッキーとの相性の良さも感じられる動き。6F81.2〜5F66.7〜4F52.8〜3F38.3〜1F11.9秒は飛びぬけて速いという時計でもなかったが、とにかく最後の伸びが鋭かった。
馬場差だが、先週よりも時計の掛かる状態になっているが、基準時計よりは速い時計も多いので、20日、21日とも『-0.3秒』で観測した。
【DP/5F64.5秒】
天候が良かったこともあり、Dコースポリトラック馬場を追い切り場所に選ぶ頭数はごく標準。40頭くらいに落ち着いたが、時計自体は変わらず、速い数字が出ている。
時計だけでなく、動きの良さが目立ったのは、来週の福島民報杯に出走予定のダノンスパシーバ(栗東・佐々木晶三厩舎)。もともと動くタイプではあるが、6F77.7秒を軽くマーク。前走は休養明けという状況だったが、今回はひと叩きして、確実に良化気配。昨年2着のレースだが、今年は勝つことも十分考えられる。
馬場差は27日、28日ともに先週と同じ『-1.0秒』で観測している。
※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(撮影：井内利彰)
26日の時点で坂路の逍遥馬道を歩くと、かなりクッション性があった。その状況が27日も継続し、坂路馬場、Cコースともに馬場状態は良好。27日午後から雨が降る天候となったが、28日の調教時計の出方を見るかぎり、さほど影響がないと考えてよさそうだ。
【坂路/4F51.9秒】
27日の一番時計はアフォード(栗東・北出成人厩舎)の4F50.0秒。50秒台はこの馬だけだったが、51秒台は多数。ラスト1Fが11秒台という馬もいただけに、能力があり、状態も良いという馬であれば、普段通りの時計が出る馬場だと考えてよいだろう。よって、週末の関係者コメントで「今週は馬場が重いから、追い切り時計はこんなもの」といった類の表現を見つければ、その馬の評価は落として判断すべきだろう。
もちろん状態の判断は時計だけではないが、状態が良ければ、それは動きになって表れる。今週の坂路馬場ではそんな馬を多数見つけたが、なかでもコレクターアイテム(栗東・須貝尚介厩舎)の動きは本当に目立った。
シュプリームギフトに先行する内容だったが、相手が追いつこうとするところを、寄せつけない形で突き放してゴール。3馬身先着して、4F52.9〜1F13.2秒をマーク。コレクターアイテムの自己ベストは4F52.5秒だから、これに近い動きができたという数字になっているし、なにより前走時は新馬に遅れる併せ馬だったのだから、オープン馬に先着した今回は動きがまるで違う。この馬本来の能力を持ってすれば、G1でも十分に通用する器。これで来週の最終追い切りがより楽しみになってきた。
天候の回復によって、ウッドチップの状態が良好。そのため、馬場差は先週よりも大幅に回復。27日、28日とも『+0.5秒』で観測することにした。
【CW/5F66.5秒】
坂路馬場ほど、馬場差の上下動がないCコースだが、さすがに今週は好時計が連発。6F80秒を切る馬も少なくなく、テンから飛ばし気味に行けば、終いも止まることなく、速い時計が出る馬場といった感じ。
非常に印象に残る動きだったのは、大阪杯に出走を予定しているアスカクリチャン(栗東・須貝尚介厩舎)。D.バルジュー騎手が跨っての追い切りだったが、タイセイモンスターを追走して、ラスト1F地点では相手を大きく突き放す伸び。追われると伸びるといった感じで、ジョッキーとの相性の良さも感じられる動き。6F81.2〜5F66.7〜4F52.8〜3F38.3〜1F11.9秒は飛びぬけて速いという時計でもなかったが、とにかく最後の伸びが鋭かった。
馬場差だが、先週よりも時計の掛かる状態になっているが、基準時計よりは速い時計も多いので、20日、21日とも『-0.3秒』で観測した。
【DP/5F64.5秒】
天候が良かったこともあり、Dコースポリトラック馬場を追い切り場所に選ぶ頭数はごく標準。40頭くらいに落ち着いたが、時計自体は変わらず、速い数字が出ている。
時計だけでなく、動きの良さが目立ったのは、来週の福島民報杯に出走予定のダノンスパシーバ(栗東・佐々木晶三厩舎)。もともと動くタイプではあるが、6F77.7秒を軽くマーク。前走は休養明けという状況だったが、今回はひと叩きして、確実に良化気配。昨年2着のレースだが、今年は勝つことも十分考えられる。
馬場差は27日、28日ともに先週と同じ『-1.0秒』で観測している。
※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(撮影：井内利彰)
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