サウンドリアーナが桜花賞前々日調整、落ち着き見せる(撮影:井内利彰)
調教時間の前半と後半の合間、馬の少ない時間帯に調教馬場入りした
サウンドリアーナ(栗東・佐藤正雄厩舎)。植野貴也騎手(レースは戸崎圭太騎手)が跨って、僚馬
キクノレジーナとともに角馬場へ向かった。
最初のうちは歩かせて周回、次に速歩での周回、と徐々にその速度を上げていったが、折り合いを欠くようなシーンはない。その間は、
キクノレジーナの後ろでじっと我慢する内容だったが、最後の1周ではかなり
スピードが乗った状態で、一気に
キクノレジーナを抜き去った。これに満足したのか、馬も落ち着いた状態で角馬場を出て、調教馬場を上がってきた。阪神JF時の前々日は折り合いに気を使った調整で、馬のそれに過敏に反応していたが、今回はやれることをやるといった感じ。
調教時間後半に坂路馬場を駆け上がったのは、
コレクターアイテム(栗東・須貝尚介厩舎)。少し頭数の多い時間帯だったこともあってか、少しだけ行きたがるような仕草を見せた。しかし時計は4F65.1〜3F48.1〜2F31.4〜1F15.3秒といつもと変わらない調整。今朝も随分と暖かかった栗東だが、この気候が
コレクターアイテムにとって動きやすい季節なのかも知れない。(取材・写真:井内利彰)