積極的に先行した福永祐一騎手騎乗のソリタリーキングが直線に向いて残り100mで先頭に立つとシビルウォーに、1.1/4馬身差をつけ優勝した/マーキュリーC・盛岡(写真提供:岩手県競馬組合)
15日、盛岡競馬場でダート交流重賞・第17回マーキュリーC(GIII・3歳上・ダ2000m・1着賞金2300万円)が行われ、道中は逃げ馬の直後につける2番手を追走していた福永祐一騎手騎乗の4番人気
ソリタリーキング(牡6、栗東・石坂正厩舎)が、4コーナーで先頭に並びかけると直線に向いて残り100mで先頭に立ち、中団待機策からゴール前でじわじわと追い込んだ2番人気
シビルウォー(牡8、美浦・戸田博文厩舎)に、1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒1(重)。
さらにハナ差の3着に、1番人気
グランドシチー(牡6、美浦・相沢郁厩舎)が入った。なお、逃げた3番人気
エーシンモアオバー(牡7、栗東・沖芳夫厩舎)は直線での攻防で脱落し4着、5着は5番人気
ランフォルセ(牡7、美浦・萩原清厩舎)の順で確定。
勝った
ソリタリーキングは、父キングカメハメハ、母スカーレットレディ、その父サンデーサイレンスという血統で、兄には2007年JCダートや、翌年のフェブラリーSなどダートGIで9勝を挙げた強豪馬
ヴァーミリアンがいる。
2009年12月のデビューから主にダートを中心に使われ、偉大な兄と肩を並べるまでにはいかないものの、これまで昨年の東海S(京都ダ1900m)、日本テレビ盃(船橋1800m)で重賞V。以降の6走は勝ち星に恵まれなかったが、久々に騎乗した福永祐一がスタート後に軽く気合をつけて2番手で運ぶと、直線半ばで叩き合いから抜け出して良血馬が久々の復活優勝。3度目の重賞制覇を盛岡コースで果たし、通算9勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ソリタリーキング(牡6)
騎手:福永祐一
厩舎:栗東・石坂正
父:キングカメハメハ
母:スカーレットレディ
母父:サンデーサイレンス
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:26勝9勝(JRA22戦7勝、重賞3勝)
主な勝ち鞍:2012年東海S(GII)