朝一番、暗闇のCWコースに登場したデニムアンドルビー(撮影:井内利彰)
朝一番、暗闇のCWコースに登場した
デニムアンドルビー(栗東・角居勝彦厩舎)。厩舎の3頭併せの予定だったと思われるが、6F地点では、他厩舎の追い切りと重なり、4馬身の間に10頭ほどが入り乱れる、レースのような追い切りとなった。
すべての馬が同じようなペースで進めたため、直線に入っても、団子状態。やや捌きにくい位置取りでの追走となったため、前を走っていた
エックスマークには、なんとか追いついたという印象があったが、かなりの差があったので、むしろ、よく並びかけたと評価したい。
レッドオーヴァル(栗東・安田隆行厩舎)は6時のハロー明けの坂路馬場での追い切り。川田将雅騎手が跨って、
サトノプレシャスを1馬身半ほど追走する併せ馬。道中はピタリと折り合いがついているというよりも、やや前を抜かしたがるような仕草があったものの、ジョッキーの操縦の範囲内。ラスト2F地点を過ぎたあたりから、じわっと前に並ぶと、持ったままの手応えで1馬身ほど前に出て先着。
時計が4F51.6〜1F12.5秒というのは、自己ベストを0.4秒も縮める速い数字。馬体重に課題があるにも関わらず、そういった点を気にせず、これだけの時計を出せたという点に好感が持てる。(取材・写真:井内利彰)