力強い伸びで好調を伝えた。
ラストインパクトは栗東CWで
エイコーンパス(4歳500万下)と併せ馬。気負うことなくスムーズな走りで折り合いをつけ、6F85秒0-38秒3-11秒9の好時計をマーク。外を回って1馬身の先着を果たした。
動きを見守った松田博師は「前半はゆったりと入って、2頭で上がりを伸ばした。いい動きだった。素軽くなっている」と満足げ。前走後は1週間のミニ放牧を挟んだが「体重も変わっていないし、すっきりと見せている。うるさい面も見られない」と仕上がりの良さに胸を張った。
これまでに8戦して3勝、2着2回、3着1回。青葉賞3着の実績がありながらも、続く1000万特別では4着。大崩れしない反面、詰めの甘さは否めない。「前へ出ようとしないんだ」。気性的な難しさを抱えるなか、前走はラスト1Fで抜け出して快勝。“成長力”を感じさせる内容だった。「器用さを欠くなかで勝ち切ったのが良かった」と手応えをつかむ。
ここ2戦は2000mだが、距離が延びても問題ないのは青葉賞で実証済み。「掛からないのが長所と思っている。(距離延長が)いい方に出ると思う」。指揮官が視線の先に見据えるのは菊花賞(10月20日、京都、芝3000m)。
トライアルを制して弾みをつける。
提供:デイリースポーツ