センスあふれる勝ちっぷりだったアヴニールマルシェ(写真は2014年新馬優勝時、撮影:下野雄規)
昨年は
ハープスター、
イスラボニータと2頭のクラシックホースを輩出した新潟2歳S。今年は新馬戦を好内容で勝った
アヴニールマルシェや
ナヴィオン、豪快な末脚でダリア賞を制した
ワキノヒビキなどがエントリー。ここを制してクラシック候補として名乗りを上げるのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■8/31(日) 新潟2歳S(2歳・GIII・新潟芝1600m)
アヴニールマルシェ(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)は登録馬の中で唯一のディープインパクト産駒。デビュー戦はセンスあふれる勝ちっぷりだったし、そこからここに照準を絞って調整されてきた。本年好調の藤沢和雄厩舎からクラシック候補として名乗りを上げるか。
ナヴィオン(牡2、栗東・橋口弘次郎厩舎)は新馬戦で4角14番手から上がり3ハロン32.7秒の末脚を繰り出して優勝。口向きなどに課題は残るが、潜在能力が高く、ここでも有力候補の1頭だろう。
ワキノヒビキ(牡2、栗東・清水久詞厩舎)は初戦は不良馬場で大敗してしまったが、続く未勝利戦ではあっさり巻き返して勝ち上がり。続くダリア賞では13頭中7番人気と低評価だったが豪快な差し切り勝ちを収めた。距離延長など課題はあるが、一戦毎の成長が目覚ましいし、重賞のここでも好走が期待される。
ヒルノマレット(牡2、栗東・北出成人厩舎)は評判馬が揃った新馬戦で好位からあっさりと後続を突き放す強い勝ちっぷり。レースセンスが良く、完成度はここに入っても上位と言えそう。
また、
ヒルノマレットと同じキングカメハメハ産駒の
ミュゼスルタン(牡2、美浦・大江原哲厩舎)も新馬戦で内から差し切るセンスの良い競馬を見せた。こちらも上位争いに加われて良い素材だろう。発走は15時45分。