激戦を勝ち上がった
ヒルノマレットが好気配だ。初陣は
オルフェーヴルの全弟などが出走してファンの大きな注目を集めたなか、しぶとい走りで完勝。秘める素質の高さをアピールした。「豪華メンバーを相手に勝てたし、夢が広がった。前走後は軽いソエが出たが、今は固まってきている。大丈夫でしょう」と村田助手はうなずく。先の函館2歳Sを制した僚馬
アクティブミノルに続き“2歳S連勝”といきたいところだ。「厩舎の流れがいいですからね。この馬も頑張ってほしい」と期待を寄せた。
昨年ワンツーの
ハープスター、
イスラボニータ、11年2着の
ジャスタウェイなど、近年はGIホースをコンスタントに輩出している出世レース。「クラシックに出したい」と北出師の鼻息が荒くなるのも当然だろう。来春に思いをはせ、新潟外回りの長い直線で自慢のしぶとさを発揮する。
中団追走から直線であっさりと抜け出し、新馬戦Vを決めた
ミュゼスルタン。余力十分の勝ちっぷりで、今回も注目の存在だ。片山助手は「体の使い方が良く推進力がある。出来もさらに上向いている」と手応えをアピール。「相手は強くなるが、どんなレースでもできる強みがあるので楽しみ」とセンスの良さで重賞初Vを狙う。