余裕たっぷりにゴール板を駆け抜けた。1番人気の
ワンダフルラスター(牡、父ティズワンダフル、栗東・音無)が1分26秒9のタイムで逃げ切りV。最初の芝の部分で
スピードに乗ると、先頭に立って軽快なリズムを刻む。後続に追撃の隙を与えることなく、坂でスッとリードを広げた。父は06年ケンタッキージョッキークラブS・米GIIの勝ち馬。母の半兄に04年フロリダダービー・米GI2着のヴァリュープラスがいる母系も質が高い。2馬身半差の2着は好位のインを運んだ2番人気の
スマートレジェンド、さらに2馬身半差の3着には2番手追走の8番人気の
グロリアバローズが入った。
浜中は「まだ体を上手に使えていないが、能力が違った」と納得の表情。音無師は「余裕のある体つきだし、次は上積みが見込めるだろう」と満足げだった。次走は
ヤマボウシ賞(10月4日・阪神、ダート1400m)の予定。