ゼンノロブロイ産駒の
バルビエール(牡、母グランドアメリフローラ、美浦・武井)が日曜新潟5R(芝1800m)で待望のデビュー戦を迎える。
5月の北海道トレーニングセール(2歳)で2160万円(税込み)の値が付いたように、早くから動きの良さが目立っていた。北海道のノーザン
ファーム早来では、今春の安田記念で5着した
ワールドエース、先週のセントライト記念で2着した
トゥザワールドといったオープン馬の胸を借り、しっかりと鍛えられてきた。
24日には美浦Wで
ペイシャパンドーラ(2歳未勝利)と併せ、鞍上の
ゴーサインに瞬時に反応すると、4F53秒1-38秒4-12秒6のタイムで一気に3馬身突き放した。「抜け出して1頭になってもしっかりと走れていたし、現時点ではケチをつけるところがない」と師は絶賛。1週前に騎乗した北村宏も「癖がなくて乗りやすい。伸び伸び走れる新潟の外回りも合っている」と好感触をつかむ。
今春開業した厩舎初の新馬戦Vへ、さらには来年のクラシックロードへ。陣営の期待は膨らむばかりだ。