激戦のゴール前を制したのは1番人気の
コートシャルマン(栗東・松永幹)だった。道中は後方2番手を追走。たたき合いとなった直線の攻防で力強い伸び脚を見せ、無傷2連勝を決めた。タイムは1分21秒3。半兄が12年安田記念の覇者
ストロングリターン、異父姉にスプリンターズS3着の
レッドオーヴァルがいる良血馬が大舞台を意識できる切れ味を発揮した。首差の2着は勝ち馬の外から脚を伸ばした2番人気の
ダノングラシアス、さらに3/4馬身差の3着には4番人気の
タガノヴェルリーが入った。
福永は「良くなるのは先だけど、ゆとりのあるなかで勝ってくれたし能力は高い。楽しみ」と笑顔を見せる。松永幹師は「阪神JF(12月14日・阪神、芝1600m)には行く。ファンタジーS(11月8日・京都、芝1400m)を挟むかどうかを考えたい」とGIを意識していた。