4日、東京競馬場で行われたユニコーンS(GIII・ダート1600m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝110円)
カネヒキリ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が、好位追走から直線半ば抜け出すと、逃げた4番人気
アグネスジェダイを1.3/4馬身差し切った。勝ちタイムは1分36秒5(良)。デビューから5戦5勝で2番人気に推された
ドンクールはさらに1馬身差の3着、3番人気
シンメイレグルスは7着に敗れた。
勝った
カネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア(その父Deputy Minister)という血統で、伯父に種牡馬Silver Deputy(父Deputy Minister)がいる。本馬のオーナーは、皐月賞、日本ダービー(共にGI)を制したディープインパクト(牡3、栗東・池江泰郎厩舎)と同じく金子真人氏。初のダート戦となったデビュー3戦目を7馬身差の圧勝で制すと、続く500万が大差、毎日杯(GIII・芝2000m)7着を挟んで迎えた前走・端午S(OP)も9馬身差で制しており、ダート戦に限れば4戦4勝となった。重賞初制覇で、通算成績7戦4勝。フジキセキ産駒には
エアピエール(佐賀記念-交流GIII)がいるが、本馬の勝利がJRAダート重賞初制覇となった。
鞍上の武豊騎手は、同レース初制覇で、JRA重賞は今年12勝目。通算では206勝目。管理する角居勝彦調教師も同レース初制覇で、JRA重賞は今年6勝目。通算では9勝目。