来年2月で定年を迎える大久保洋師はクラシックへの出走は最後になる。
メジロドーベルで97年のオークスを制したが、牡馬クラシックのタイトルはない。菊花賞にはこれまで9頭を送り込み、99年の
メジロロンザンの5着が最高。「あの時は直線を向いた時、やったと思った。でも、勝ったナリタトップロード、2着のテイエムオペラオーは一枚も二枚も上だった」と振り返る。
悲願を狙う
ショウナンラグーンの父は昨年優勝の
エピファネイアと同じシンボリクリスエス、そして母の父は菊花賞馬マンハッタンカフェ。母方は父の末吉師が手掛けた5代母メジロボサツから親子で絶やすことなく存続させてきた。特別な思い入れがある。「セントライト記念の前より動きが軽い。春よりトモとか普段の歩きもしっかりしてきた。今の京都は時計が速いが、問題ない」と期待した。秋華賞では同じ馬主の
ショウナンパンドラがV。追い風も吹いている。